談話会

談話会のご紹介

会員や人文・理学部教官の時宜に富んだ話題をサロン風に拝聴する行事で、講話後は、講師を囲んで懇親を深めています。

例年、県内各地の名所名跡を巡る小旅行
人文社会科学部・理学部の教官からの話題提供
通常会員からの話題提供、終了後に恵方巻を食して会員の多幸を祈念する会
を実施しています。

令和6年度の実施状況

6/14(金)「第1回談話会」
講師 : 山形大学人文社会科学部准教授の小幡 圭祐氏
「地図から読み解く三島通庸の山形県都建設」

山形県に住み慣れた会員の皆さんでも、山形の新たな歴史を知る機会となりました。
小幡先生のご講演の一端の参考として
ウエブサイト「山形アーカイブ」もご覧下さい。
https://cherry.yum-archives.net/yamagata-archive/
同じ場所の過去と現在の地図を比較できたりします。

 

9/27(金)「第2回談話会」小旅行「新庄市探訪」
以下、支部会員からの報告です。

令和6年9月27日に、会員22名が貸切バスで新庄市を探訪した。

この日は、秋の気配の中で夏の名残もあり、最高の行楽日和であった。

案内人として、大宮富善さん(人文9回)と黒坂雅人さん(人文15回)の二人が、バスの中ではもちろん、見学場所の中で説明者がいないところでは、的を得た分かりやすい説明で皆を感心させてくれた。帰りのバスの中で全員の拍手により感謝の気持ちを伝えたのはもちろんである。

訪問した見学地の中から2~3紹介してみたい。

「鳥越八幡神社」

最初に訪れた「鳥越八幡神社」の本殿は、寛永15年(1638)建造され、新庄最古の建造物であり、拝殿は少し遅れて元禄4年(1691)に造営されている。

全体の構成が美しく江戸時代の建築技術の高さがうかがえる貴重な建物として、現在は、この一帯が「八幡公園」として、年間を通じみんなに親しまれているとのことである。

今回の旅行の目玉の一つとして挙げていたのが、「新庄ふるさと歴史センター」であるが、7月の集中豪雨で庄内・最上地方が甚大な被害をこうむり、この施設も停電や資料が水浸しとなったりして未だ閉館を余儀なくされており、一日も早く復旧して、開館されることを願うばかりである。

参考までに、「新庄ふるさと歴史センター」の方は、新庄まつりの山車などが飾られている「山車会館」(1階)と、新庄の歩みを文化遺産、パネルで紹介する「歴史民俗資料館」(2階)という2つの機能を一体にしたユニークな施設であり、また、地階にはこの地方の生活民具数千点が展示されているなど新庄を知る最短コースの施設である。

復旧した暁には、皆さんにぜひ訪れてほしいと願っている。

「雪の里情報館」

「新庄ふるさと歴史センターの」代わりに今回見学したのが、「雪の里情報館」である。

この施設は、雪害救済運動によって昭和8年(1933)に設置された、旧農林省積雪地方農村経済調査所(雪調)の跡地に、当時の建物の一部を保存、復元して設置されたものである。雪調が調査収集した雪国の歴史を紡ぐ資料と、その後の各機関変遷の過程で収集された様々な雪国・農村経済に関する資料が収蔵されている。また、現在の雪国の情報を総合的に収集し、各種の講座・展示などを中心に“雪のふるさとづくり”情報が発信されている。

昼食をはさんで、午後には「新庄城跡」や「旧農林省蚕糸試験場新庄支場」、そして「新庄藩戸沢家墓所瑞雲院」などを見学したが、初めて訪れたところもあり、参加者それぞれの感想が出たと思う。

今も最上地区の中枢として栄えている新庄市を探訪できたのは、大方の参加者に好評であり、天気の良い中、久しぶりに歩いて気持ちの良い疲れが出たという声が多かった。

R7 2/1(土)「第3回談話会」
講師 : 阿部宏慈 氏(県立米沢栄養大学・米沢女子短期大学長、山形大学人文社会科学部名誉教授、前山形大学理事・副学長)
テーマ 「山形大学人文学部の日々~山形大学への就職から教養部解体、人文学部改組へ 人間文化学科での学生、教職員との出会いの日々をめぐって~」
講演及び談話会の概要
 2/1(土)17:00-ふすま同窓会館において山形支部談話会-懇親会を開催しました。
談話会には初のオンライン参加5名を含む32名が参加しました。講師は、山形大学名誉教授の阿部宏慈先生(現:県立米沢栄養大学長、山形大学理事-副学長)。タイトルは「山形大学人文学部の日々」。阿部先生の生い立ち、フランス留学、山形大学着任後の研究テーマや様々な改革、学生気質の変遷など。最後は「同僚にも学生にも恵まれて幸福な33年間だった。感謝のほかない」とまとめられました。講演後は、人文社会科学部の森岡卓司学部長(オンライン参加)ほか質疑応答がなされました。
講演会後は、髙橋節会長の乾杯の発声で懇親会が行われ、初参加の菅宏さん(理16)と齋藤真理子さん(人文35)の挨拶や皆んなで恵方巻きをほうばるなどして懇親を深めました。 

令和5年度の実施状況
6/16(金)高畠町へ小旅行

11/10(金)人文社会科学部 坂井 正人教授
「山形大学におけるナスカ地上絵研究の現状と展望」

2/3(土) 琴古流尺八龍童会 高橋太一氏
「虚無僧今昔」

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